サンディエゴからこんにちは!
脳科学Englishトレーナーの
しおはま なおこです。
7/7-13までアメリカ東海岸のNorth Carolinaに旅行してきました。旅行中に出会った英語、考えたことについてお話します。
ノースカロライナってどんな場所?
ノースカロライナ(North Carolina)はアメリカの東海岸。今回訪れたのはアウターバンクス(Outer Banks)という地域です。サンディエゴから直行便で5時間半。空港の外に出た瞬間、モワ〜っと湿気を感じました。レンタカーで1時間ちょっとの友人宅は、海まで歩いて3分という夢のようなビーチハウスです。ビーチハウスのオーナーは夫の友人夫婦。6人の子どもを育て上げて、孫もたくさんいます!
今回の滞在は1週間。娘二人はジェットスキー、夫と友人はゴルフ、私は奥様とウォーキングなど、やりたいことを自由にやってました。夕方はビーチへ。海の水温が高くてびっくりしました。遠浅で透明度も高くて、最高のビーチでしたよ♪
最後の夜は、近所に住んでいるご主人のご両親もよんで一緒に食事をしました。料理上手の夫が、腕をふるってくれました!(私はいつもアシスタント)
Netflixのドラマ「アウターバンクス」の舞台になってます
この Outer Banksを舞台にした、その名も「アウターバンクス」というNetflixの人気TVシリーズがあるとのこと。私はまだ観ていませんが、興味あり!失踪した父と島に伝わる失われた財宝伝説を追うアドベンチャードラマなんですって。
あわてふためいた心理状態をぴったり言い当てている英語表現
友人との会話で娘たちがよくネタにするのが、私の英語失敗談。鉄板ネタは、警察に車を止められてアワアワしたときの話(音声配信メディアVoicyで配信しました)です。
私が自分で説明するときは、いつも慌てたこと、焦ったことをこう言ってました。
I was too upset to answer the policeman…
(あまりに慌てちゃって警察官の質問にも答えられなかったんです)
しかし、事件のときに助手席に座っていた長女はこう言ったのです。
She was so flustered. She didn’t even answer his question.
(ママったら焦っちゃって、質問にも答えなかったんだよ)
flusteredという表現は、このとき初めて知りました。
天才英単語ではこう定義されています▼
flusterという単語は、人を混乱させたり動揺させたりすることを表す動詞です。例えば、緊急な状況や予期しない出来事に遭遇した際に、思考がまとまらなくなり、焦りや不安を感じる状態を表現する際に使用されます。心理的なプレッシャーやストレスによって、頭がしばりつけられる感覚をイメージさせる言葉でもあります。しばしば、緊張や興奮などの感情的な要素を伴う状況において使用されることが多いです。
天才英単語より
まさに私の心理状態を言い当てている動詞ではないですか!
なのに今まで知りませんでした。これからは I was flustered/ I got flustered.を使おうと思います。
自分の気持ちをぴったり表現しているのに、知らない単語ってまだまだたくさんありそうです。これからもどんどん発掘していきますよ〜!
天才英単語の使い方については、下の記事に詳しく書いてあります!
文脈によって意味が変わる、とらえにくかった名詞bearings
もう1つ、英語的な大きな収穫は bearings という言葉。
到着した翌日、何をやるかを話しあったとき、ご主人がこう言いました。
Let me drive you around. Then you’ll know your bearings.
車で近所を案内するよ。そうすればどんな場所か感覚がつかめるから。
What does “bearings” mean?
bearingsってどういう意味?
It means your position and your location.
立ち位置とか、場所という意味だよ
なるほど〜!再度、天才英単語の定義をみてみましょう。
bearingという単語は、位置や方向、動作などを示す言葉です。物事の位置関係や進行方向を表現するときに使われます。また、態度や行動、振る舞いなどを指す場合もあります。例えば、「彼の態度はとても礼儀正しい」という場合、bearingは「態度」を表しています。また、機械部品のbearingは、軸受けや支持具などを指すこともあります。
天才英単語より
加えて、「適切な関係または相互連結」という意味もある、と補足してありました。文脈によって意味が変わりますね。
『AND JUST LIKE THAT… シーズン2 / セックス・アンド・ザ・シティ新章』にも登場
第7話。恋人と別れ、自宅にも住んでいられなくなったミランダは、友人宅で目をさましてこう言います。
Oh, wow, I have lost all my bearings.
あたし、自分のいる場所がまったくわからないわ!
セックス・アンド・ザ・シティ新章「第7話 それぞれのバレンタイン」より
これを観ていたとき、はっきりとした意味がとれなかったのですが、今はわかります。
洋書「ワンダー」にも出てきました
映画化もされた感動の児童書「Wonder」にも bearing がでてきました。ここでは単数で、「関係、関連」という意味で使われています。
I won’t mention the fact that Mom has never made any of my costumes because it really has no bearing on anything at all.
ママが私のコスチュームを一度も作ったことがないってことは言わないわ。だってそんなの関係ないことだもの。
Wonder – October 31 より
have no bearing on で、「何も関係がない」という意味フレーズになります。
言葉の意味は文脈によって変わります。だから、使われている文脈をふまえて理解することが大事なんですよね。
実際にその言葉・フレーズを使う現場にいて、わからないことを質問して納得するというプロセスがあると、決して忘れません。そのことを実感した旅行でした。
アメリカで教育を受けないと知らないこと
今回の旅行で、アメリカで教育を受けてない私と夫が初めて知ったことの1つが「ロアノーク事件」です。
16世紀末、英国初の入植者115人がこつ然と消えた事件で、歴史に残る謎の集団失踪事件なのだとか。アメリカで教育を受けた人はだれもが知っている事件なんですね。
この事件を知らなかった私と夫を、あきれたように見る娘2人。「あなたたちだって桶狭間の戦いを知らないでしょ!」と言いたかったけど、まぁ、言ってもしょうがないこと。歴史の授業で習うことは国によって違いますもんね。
くわしい内容は下の記事をどうぞ!
まとめ
いかがでしたか?
自分の気持ちにぴったりの言葉(flustered)を見つけて、すっごくうれしかったです。そして、今まではっきりと把握できなかった言葉(bearings)を理解できたこともうれしかった。
英語学習には終わりがありません。だからこそ、プロセスを楽しみながら学び続けましょう!
おまけ:この旅行中に読んだ本・聴いたポッドキャスト
ヤマザキマリさんの「歩きながら考える」が面白かったです。自分の軸をしっかり持った彼女の言葉には、すごく重みと説得力がありますよ。オススメ!
飛行機の中では、Voice of ちきりんのプレミア放送をまとめ聴き。ちきりんさんが韓国旅行をしたときの話を興味深く聴きました。有料なんですけど、お金を払う価値ありです。