サンディエゴからこんにちは!脳科学Englishトレーナーのしおはまなおこです。
今回は、英語学習は究極のアンチエイジングだ!と確信させてくれた本をご紹介します。
英語を学ぶと、いいこといっぱい!
それは「言語の力 『思考・価値観・感情』なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?」という本。ノースウエスタン大学心理言語学教授の最新バイリンガル研究です。
サブタイトルにある「新しい言語を持つと世界が変わる」という部分に私は反応しちゃいましたよ!たしかに英語圏に暮らすようになって英語で考えることが増えて、日本にいたころとは違う世界が見えている気がしているからです。
Amazon に掲載されていた「外国語を学ぶことの利点」の図をご覧ください(下図)。
ひとことでまとめると、母国語以外の言語を使うと脳が活性化されて機能が向上する、ということです。
思いがけないごほうびがもらえた気分!
私は、英語が単純に好きだから学び続けていますが、この本を読んで思いがけないごほうびをもらえた気分です。母国語以外の言語を学ぶことで、こんなにメリットがあるとは知らなかったから!
特に「アルツハイマー病やその他の認知症の発症を4年から6年遅らせる」こと、「脳の実行機能の向上につながる」という利点を知り、英語学習は究極のアンチエイジングだ!と思うに至ったのです。
特に共感した箇所を引用します。
チャットGPTの翻訳はますます巧みになっていくだろう。そんな時代に、外国語を学習する意味は何か。それは単に外国語でコミュニケーションを取れるということでなくなるのは確実だ。
自分の枠から離れて、他者、他文化の視点から自分や世界を捉え直すことができるようになること。柔軟に注意と視野を切り替え、感情に支配されずに合理的、論理的に判断ができるようになること。相手の立場や文化を理解した上で、より相手の気持ちに訴えかけるコミュニケーションが取れるようになること。このような能力は、グローバルで多次元の価値観から構成される現代・未来社会をしなやかに生きるために必要な能力なのだが、外国語を自分で学習することで強化することができるのである。
「言語の力 『思考・価値観・感情』なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?」
今まで英語をがんばってきてよかった!と思いましたか?
ひょっとしたら「やっぱり英語をやり直そう!」と奮い立ったでしょうか?
知的好奇心の大切さ
英語を学ぶことで脳が活性化し、さらに知的好奇心が刺激されるかもしれません。
知的好奇心は大切ですよ。何にでも興味を持つ「好奇心」と「探究心」こそが記憶にとっての大切なビタミンですから!
私が大好きな作家、東野圭吾さんの著書「真夏の方程式」にもこんな文章がありました。
人間の脳はワクワクやドキドキした行動によって進化します。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」と言ったのはバスケ漫画「Slam Dunk」の安西監督。
疲れたら休んでいいのです。でもあきらめずに続けましょう。
たくましく、しなやかに。
これが50代以降の英語学習者にぴったりの学び方です。
英語学習は究極のアンチエイジングだ!と私は心の底から信じています。信じていると、効果も倍増ですよ!
まとめ
いかがでしたか?あなたの英語学習へのモチベーション、英語やり直しのきっかけになれば幸いです。
毎日1つ新しい英語フレーズを覚えるだけでもオッケー。覚えて、次の日に思い出す、という練習を繰り返すといいですよ。
Happy learning!