今回は「クーリエ・ジャポン」の記事を読んで、これからの人生について考えたことを話します。
余生に向き合うフェーズで考えること
人生にはさまざまなフェーズがありますね。今、私が考え始めているのは、娘二人が巣立ったあと夫とどのような人生を歩むか、ということ。
2年後に次女が大学に行けば学区のしばりがなくなるので、永住権がある限りはアメリカのどこにでも住むことができます。でも、自分たちにとって老後を過ごすのに適した場所はどこなのか?を検討するために、少しずつ情報を集めています。
私も夫も家で仕事をする生活スタイルは変わらないでしょう。でも仕事をする時間をできるだけ減らして、今まで以上に好きな本を読み、映画やTVドラマを観る時間を増やしたい、旅行もしたい、と考えています。
私の場合、今の仕事は仕事というよりも、好きでやめられないこと。面白かった映画・TVドラマ・洋書の情報、そこからの英語フレーズを紹介することは何よりの喜びなんですよね。
将来、キーボードが打てなくても頭で考えたことを文字化できるようになるかもしれません。だから、かなり長い期間続けることができそうです!
そんな思いを抱えている私にとって、世界中のメディアの記事が日本語で読める「クーリエ・ジャポン」の最近の記事がとても興味深いのです。
ここでは2つの記事を紹介します。
補足:クーリエ・ジャポンは有料サービスで、リンクをクリックしても途中までしか読むことができません。しかし無料で月2本の記事を読むことはできますので、ぜひ今回の記事を無料で読んでみてくださいね。
外国語を学ぶことで認知症の発症を5年遅らせることができる
1つめは、認知症の発症を5年遅らせる可能性がある、という記事です。
私が「なるほど」と思った部分を引用しますね。
言語を学習する年齢は、その言語を話す頻度よりも重要ではないようだ、とパリにあるブロカ病院の研究技師で、バイリンガリズムと脳の健康について研究するケイトリン・ウェアは言う。
「認知機能面での利点は、母国語を抑制しなければならないことです」
外国語を話すメリットは、脳が外国語の適切な言葉を思い出そうとすることにあるとウェアは指摘する。「つまり、第二言語を多用すれば、認知トレーニングになるのです」
認知抑制と呼ばれるこのプロセスは、脳の遂行機能の向上と繋がっている。理論上、このプロセスを改善することで、脳は認知症のような障害に強くなる。これは、認知機能の保存という考え方だ。脳の健康が衰えはじめても、知的能力が高ければ高いほど、長く正常に機能することができる。
クーリエ・ジャポン
「外国語学習による「脳への刺激」で認知症を予防することはできるのか」
英語教材にも、「覚えなくていい」「暗記不要」という謳い文句のものがあります。でも、単語やフレーズを覚えて、必要なときに思い出す、ということが脳をきたえることになるわけです。
「覚える」→「思い出す」というプロセスが、脳トレなんです!
だから、いくら忘れっぽくなっても、なかなか覚えられなくても、ここはちょっと辛抱強く「〇〇の意味の単語・フレーズはなんだったかな?」と思い出す努力をすることが脳の活性化につながるのです。
AI翻訳は便利。でも、あなたが紡ぎ出す言葉があなたを作る
2つ目の記事は【認知科学者ダグラス・ホフスタッターが説く「それでも私たちが外国語を学ぶべき理由」】。
「AIで翻訳できれば、そりゃ便利。でもね…」という内容です。
すごく考えさせられたので少し引用します。
たしかにAIのおかげで、異なる文化圏の人々が即座に難なくコミュニケーションを取れるようになった。
それって何世紀にもわたる夢の実現であり、世界の結束がより強まるのではないだろうか? 素晴らしい奇跡じゃないか? 誰もがあらゆる言語を話せる世界の到来は、まさに理想の境地ではないだろうか?
「イエス」と答える読者もきっといると思うが、私は「ノー」と答えたい。実際、私はこの迫り来るシナリオを大きな悲劇と見ている。それは外国語を学ぶという古くからの伝統の終わりの始まりである。
クーリエ・ジャポン【認知科学者ダグラス・ホフスタッターが説く「それでも私たちが外国語を学ぶべき理由」】
どうでしょう?あなたは、どう思いますか?
英語を学び続けてきた私たちにとって、思いがけないうれしいごほうび
これを読んでくださっているあなたは、認知機能を鍛えたい、という理由で英語を学んでいるわけではありませんよね?(あ、そうだとしても悪いことではありません!)
英語学習が脳を活性化させる、というのは、英語を学び続けてきた私たちにとって、思いがけず手に入ったうれしいごほうびなのです!
とはいえ、英語を長く学び続けていると、やる気が失せたり目標を見失ったりします。どうせ学ぶなら、楽しくてメリットがあったほうがいいですよね?
だから、脳トレになる英語学習法の具体的な方法をお伝えする無料ウェビナー「英語でアンチエイジング!」を開催します。詳細は追って発表しますね!
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
母国語以外の言語を学ぶことは、脳の機能向上だけでなく、人生を豊かにしてくれると私は感じます。だから最近はDuolingoというアプリでスペイン語も勉強中。スペイン語の動詞の変化がむずかしくて、「英語のほうがカンタン」と思います(笑)。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Happy learning!