南カリフォルニアからこんにちは!
オンライン英語コーチのしおはま なおこです。
今回は、大学進学を控えた次女のキャンパスツアーに付き添った体験をお伝えします。
「生まれて初めて」はいつでもワクワク!
長く生きていると、「生まれて初めて」という体験が少なくなってきます。
私も2009年にサンディエゴに移住して16年。今回のキャンパスツアーのため、Pacific Surflinerに初めて乗りました!
Pacific Surflinerは名前のとおり、太平洋岸の海沿いを走る列車です。

日本語による解説(wikipediaより)
パシフィック・サーフライナー (英語: Pacific Surfliner) は、アメリカ合衆国の南カリフォルニアで運行されているアムトラックの列車である。サンルイスオビスポとサンディエゴ間の560kmを約8時間半で結ぶ。この列車はカリフォルニア州交通局 (Caltrans)を通じて州の資金援助を受けて運行されており、アムトラック・カリフォルニアのブランドが付いた路線の一つである。
長女が休みの時期に我が家に戻るときも、この Surfliner に乗って戻ってきます。駅まで迎えに行くことはあっても、私自身が乗ったことはありませんでした。

しかし今回、サンタバーバラにあるUCSBと、サンルイスオビスポにあるCal Polyのキャンパスツアーに参加するためには車より列車のほうがいい、ということになったのです。
そして、サンルイスオビスポからは飛行機でサンディエゴに戻るという計画です。
UCSB=University of California, Santa Barbara
カリフォルニア大学サンタバーバラ校
Cal Poly
カリフォルニア・ポリテクニック州立大学サンルイスオビスポ校

キャンパスツアー初日


列車の時間は早朝6:40。初めてのSurfliner乗車に、遠足前の小学生のような気分でした!
飛行機のような荷物検査もなく、自由席なので好きなところに座れます。
海岸での軍事訓練場が見えたり、ビーチリゾートがあったり、車で移動しているときには見ることができない景色が広がっていました。
サンタバーバラ駅につくまでおよそ5時間(長い!)。パソコンで仕事をしたり、山田詠美のエッセイを読んだり、うたた寝したりしました。
サンタバーバラ駅では、UCSBに連れて行ってくれるバスが待っていました。
15分ぐらいで到着し、キャンパス内のカフェでランチ。その後、ツアーの集合場所からツアーが始まりました。


キャンパスツアーに参加するためには、事前の予約が必要です。各大学のページにキャンパスツアーを登録するページがあるので、そこで登録+予約しましょう!
春休み(Spring Break)は、来年大学に願書を出すJuniorとその保護者がキャンパスツアーに参加することが多いです。
ツアーガイドは6名ほど。参加者の人数は120名ぐらいでしょうか。20名ずつ6つのグループに分かれてぞろぞろと歩きます。
キャンパスが広いので2時間近く歩きました。
UCSBは世界でも非常に美しいとされる海辺のキャンパス。こんな場所で学べたら最高だろうなと思いました。


ツアーを終えてホテルにチェックイン。歩いて疲れたしお腹も空いた!ということで、夕食のレストランを検索。
次女がよさげなイタリアンの店を見つけて予約しました。Via Maestra 42というお店です。


私は2024年10月に糖尿病予備軍と診断されたため、糖質制限中。しかし、この日ばかりはボンゴレパスタを食べちゃいましたよ!2時間も歩いたからいいよねってことで(笑)
こじんまりとしているけどアットホームな雰囲気で、どれも美味しかったです。


キャンパスツアー2日目
サンタバーバラ駅からまたPacific Surflinerに乗ってサンルイスオビスポへ!今回は2時間ほどの乗車でした。
ランチの時間がなくて列車内のカフェでチーズバーガーを買いましたが、これ本当に食べ物?と思うくらいまずかったです!
駅に着くと、Cal Poly行きのバスが待っていてくれて、いざCal Polyへ!
大自然に囲まれた広いキャンパス。ここでもツアーガイドに率いられて2時間ぐらい歩きました。


Cal Polyのモットーは“Learn by Doing”というもの。あえて和訳すれば、手を動かしながら学ぶ、実際にやりながら学ぶ、という意味ですね。


このモットーに私は感銘を受けました。
知識を頭に詰め込むだけでなく、実際にやってみることで自分のものにする。
アメリカの大学費用は高いけど、それだけ支払う価値はあると納得してしまいます。
サンルイスオビスポ(San Luis Obispo、略してSLO)は、かなりこじんまりした街。でも街全体がCal Polyを全力で支援していて、心から愛している感じが伝わってきました。
カリフォルニア工科州立大学サンルイスオビスポ校 – アメリカの進学先大学の紹介 – NIC International College in Japan
上のページの解説がわかりやすいので引用します。
サンフランシスコとロサンゼルスのほぼ中間に位置するサンルイスオビスポ市は、地中海性気候に属しているため、年間を通してとても過ごしやすい気候です。ワインの産業地であることや太平洋に面した美しいビーチが近いため、多くの人が余暇を過ごすため街を訪れています。ナショナルジオグラフィック誌では同市を『全米で最も幸福な街』と称賛しています。
そんな穏やかな街にあるカリフォルニア工科州立大学サンルイスオビスポ校は、カリフォルニア州の中でUCバークレー校に次ぐ、キャンパスの広さで東京ドーム約877個分を誇ります。その中でも農学部が所有する広大な放牧場は畜産学や森林学、農業学分野のフィールドワークや研究リサーチとして使用されています。また図書館、劇場、スタジアム、ジム、駐車場のサイズも、他の大学キャンパスに比べると群を抜いて大きいのが特徴です。
夕食はペルー料理を堪能
どっと疲れてお腹も空いたこの夜は、ペルー料理屋へ。
ここが美味しかった!Mitsuraという日本語のような名前の店でしたが、特に魚料理に感動しましたよ。


ペルー料理はあまり食べた覚えがないのですが、この店はどの品も美味しくて堪能しました。テーブルについてくれたサーバーがにこやかで感じがよかったせいかもしれません。
私たちが座っていたテーブルの横にワインセラーがあって、そこにはしっかり“Cal Poly Wine”がありましたよ!(Cal Polyのイメージカラーはグリーンとイエローです)


予定どおり2つの大学のツアーを終え、責任を果たした開放感もあって、かなり食べ過ぎました。
でもあと1年で次女も家を出てしまうんだ、と思うと、一緒にいられる時間がとても貴重なものに思えます。
いくら成長しても、子どもというのは愛しさの塊であり、離れることを考えると私はウルウルしてしまいます。
キャンパスツアー最終日(3日目)
最終日の朝、ホテルの朝食でオムレツを注文したとき、壁に”We use Cal Poly eggs”と書かれていました!
Cal Polyには農学部があるので、そこでとれた卵を使っているというわけ。
サンルイスオビスポからは飛行機でサンディエゴへ。空港もこじんまりしていて、いい感じでした。
列車だと8時間以上かかるけど、飛行機だと47分。速い!
あっという間に終わったキャンパスツアー。今まで見たことがないカリフォルニア、すばらしい大学の様子を見学できて、とても心豊かな気持ちになりました。
最後までお読みくださりありがとうございました。
おまけ
実は私、San Luis Obispoには思い出があります。
大学2年の夏休み、初めてサンフランシスコ郊外のHaywardという街に2週間ホームステイをしました。そのときのホストファミリーの長男がCal Polyの大学生。家族でその長男に会うついでに、私をつれて観光もしてくれました。
そのときにハースト・キャッスルも見学したのです。
ハースト・キャッスル (Hearst Castle) は、イエロー・ジャーナリズムによってアメリカ合衆国の新聞王になったハースト家の豪邸のひとつ。カリフォルニア州サン・シメオン (San Simeon) の丘の頂上にそびえ建つ。現在は州が所有し、歴史的建造物として一般公開している。
まだ19才だった私で、リアルな英会話に慣れていなかった私は、ただその豪華絢爛さに息をのむばかり。サンルイオビスポというのは長い地名だなぁ、と感じたのを覚えています。
下の【私の英語ストーリー:第1話】でホームステイの話をしていますので、よかったらご覧ください。