2025年7月の映画・TVドラマ・洋書

心に残る映画とTVドラマ2025年7月

2025年7月に観た映画とTVドラマの中で、心に残った作品をご紹介します。

今回は映画3本、TVドラマ2本です。

目次

映画

I Like Movies (2020)

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あらすじ

2000年代初頭のカナダを舞台にした、映画オタクの高校生ローレンスの成長物語。映画監督を夢見る17歳の彼は、映画に対する並外れた情熱を持ちながらも、社会的に不器用で、周囲とうまく関係を築けずにいます。家庭の経済事情から、ビデオレンタル店「Sequels」でアルバイトを始めることになり、店長のアラーナや職場の同僚との出会いを通じて、少しずつ視野を広げていきます。

親友マットとの関係や母親とのすれ違い、進学への不安など、現実の壁にぶつかりながらも、ローレンスは自分の内面と向き合い、成長していきます。映画愛を通じて、他人との距離の取り方や自分らしい生き方を模索する青春ドラマ。

Socially inept 17-year old cinephile, Lawrence Kweller, gets a job at a video store where he forms a complicated friendship with his older female manager.

Filmaffinity.com からの引用

私が使えるなと思った2つの英語表現をご紹介します。

  • socially inept:人づきあいが苦手な人/社交スキルが乏しい人
  • cinephile:映画を深く愛する人、映画狂

「映画好き」を表す英語は他にこんなものもあります。あなたはどれに当てはまりますか?

単語意味ニュアンス
movie buff映画に詳しい人、映画好きカジュアル
film enthusiast映画ファン、映画愛好家丁寧・一般的
cinephile映画オタク、映画狂(やや知的)マニア度が高い
なおこ

私は”movie buff”か”film enthusiast”だと思います!
自己紹介にも使えそうですね♪

ああ、なつかしいDVDレンタル屋!レンタルビデオ屋ができたときも狂喜乱舞しましたが、DVDになるとパッケージが薄いので棚に置ける枚数も2倍ぐらいになってうれしかったです。

でも人気のTVドラマシリーズはいつも貸し出し中で、なかなか借りられないことが多く、イライラしたものです。そんな昔の気持ちを思い出させてくれる映画でした。

My Mom Jayne (2025)

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あらすじ

エミー賞女優マリスカ・ハーギティが、母ジェーン・マンスフィールド(1950〜60年代のハリウッド・セックスシンボル)の生涯と、自身が幼くして失った「母親像」を辿るドキュメンタリー。

1967年、3歳の彼女と兄弟たちは自動車事故に遭い、母は34歳で他界。マリスカは幼い記憶がほとんどなく、家族写真やベイビーブックは白紙(何も書いてない状態)でした。


彼女は姉弟や当時の関係者への取材、未公開のホームムービーや手紙、衣類などの資料を通して、華やかな表舞台とは裏腹な母親の複雑な内面を浮かび上がらせます。さらに、30年間秘密にされていた「実父の存在」と向き合い、自分のアイデンティティと母の真実を再構築していきます。

パッと見るとマリリン・モンローに見えますが、ジェーン・マンスフィールドという女優さん。マリリンと同じく、金髪で豊満な肢体が魅力のセックスシンボルと呼ばれた人です。

私はこの映画を見るまでジェーン・マンスフィールドという女優の映画を見たことなかったし、ほとんど知りませんでした。でも娘のマリスカ・ハーギティはアメリカでは超有名。人気のTVドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」に出ている女優さんです。

実を言うと、この映画も観るつもりで観たのではありません。

ある作品を観終わってTV画面をつけっぱなしにしていたら、この作品がスタートしてたんです。「なんだろう?」と思わせるような始まり方で、思わず一気に最後まで観てしまいました。

こういう偶然はうれしいもの。すごく胸に迫るドキュメンタリーでした。

The Miracle Worker「奇跡の人」(1962)

奇跡の人 miracle worker白黒
あらすじ

聴くことも、見ることも、喋ることもできない三重苦を負った少女ヘレンに、生きる歓びを与え、人間としての自覚をもたらした教師、アン・サリバンの偉大な愛と教育への意志を描く。

観よう観ようと思いながらも観ていなかった映画。いやぁ、観てよかった。

サリバン先生が幼い頃のつらい体験を話す場面が、あまりにも衝撃的でした。自分も盲目だったけど手術をして弱視と呼べる程度の視力を取り戻したこと。救貧院で育った弟は幼くして死んでいます。

サリバン先生を演じたアン・バンクロフトが大好き、ということもありますが、いい映画は決して古びない、という言葉を証明する1本だと思います。ヘレンを演じたパティ・デュークもすごかった。

私が好きなヘレン・ケラーの言葉

ヘレン・ケラーはこんな言葉を残しています。

The best and most beautiful things in the world cannot be seen or even touched. They must be felt with the heart.

by Helen Keller

TVドラマ

The Gilded Age Season 3

シーズン1とシーズン2を経て、ますます面白くなっているこのドラマ。一気に観たいのに、なんと週に1回追加される形なんですよ!一気見(Binge-Watch)に慣れてしまうと、これがもどかしくて仕方ありません!

母親が決めた結婚を無理強いされる娘。夫から「好きな人ができたから離婚してくれ」と言われて、社交界から除け者にされる女性。召使として働きながらも、油をささなくても動く時計を発明して特許を申請、大金を手にいれる男性など。登場人物がみな個性的で、目が離せないドラマです!

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あらすじ

経済が急速に発展をとげた1880年代のアメリカ。父の死後、ニューヨークへ移り住み、裕福な叔母のもとに身を寄せるマリアン・ブルックが、保守的な上流階級の叔母と、鉄道王として巨万の富を築いた隣人のラッセル夫妻の間の争いに巻き込まれていく。

従来の価値観と新たな価値観が衝突し、瞬く間に富が得られ同時に失われる時代のなかで、マリアンは、既存の社会のルールに従うのか、それとも自ら新しい道を切り拓くのか…?
公式ページより)

AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章 Season 3

1998年から2004年まで6シーズン。さらに2008年と2010年には劇場版も2作公開され、社会現象を巻き起こした大ヒットTVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」。

50代になった主人公たちの、その後を描いたTVシリーズ続編が「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」です。

and_just_like_that-season 3 crosswalk

舞台はコロナ禍を経てのニューヨーク。かつて30代で恋愛を楽しんでいたキャリーとミランダ、シャーロットも今では50代半ば。それぞれの話題も、子どもの成長や白髪染めなど年齢を重ねたことを感じさせるものが含まれるようになっています。

自分もキャリーたちと同じ50代のせいか、「その気持ち、わかるわぁ〜」という部分が多い。そこが魅力です。「セックス・アンド・ザ・シティ」ほどには性的な要素が多くないところ好き。

軽い気持ちで観られるドラマなのも、好きな理由です。

一気見できないのがもどかしい!

「ギルデッド・エイジ NY黄金時代」も「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」も、毎週日曜日に更新されます。

これがもう、もどかしくて仕方ない!

昔はテレビドラマといえば、毎週決まった時間に放映されるのが常だったから、待つのは当たり前でした。でもNetflixで、一気に見られるドラマに慣れてしまうと、「えー、続きが見られないの?」とイライラしてしまうんですね。

自分の中の当たり前も、時代によって変わるものです。

まとめ


DVDレンタルの話でも、一気見できないドラマの話でも、私のイライラっぷりが露呈されてしまいましたが、ストーリーの続きが観たい!と思わせる作り手の手腕はすごいものがあります。

次はどうなるの?と前のめりにさせるストーリー展開。だから映画もドラマもやめられません!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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