この夏、映画で英語力を再起動!50歳から“伝わる英語”をもう一度

「英語、昔から苦手だったけど、本当はずっとできるようになりたかった」
「もう一度、字幕なしで映画を楽しんでみたい…でももう遅いかな」
そんな気持ちを抱えている方へ——
大丈夫、英語は何歳からでも再起動できます。
しかも、あなたの中に眠っている「伝えたい気持ち」を、もう一度英語で表現できるようになるチャンスがあるのです。
猛暑の今こそ、涼しい部屋で“英語スイッチ”オン!

連日の猛暑。日本全国で「危険な暑さ」と言われる日が続いています。
そんなときこそ、クーラーのきいた部屋で、お気に入りの映画を観ながらゆったり過ごすのが、何よりのぜいたくですよね。
でもその映画時間を、“英語力を再起動する時間”に変えてみることもできますよ。
冷たい飲み物を片手に、映画のセリフに耳を傾ける——
それだけで、英語の感覚がじわっと戻ってくるかもしれません。
「このセリフ、英語ではなんて言ってるんだろう?」

映画を観ていて、こんなふうに思ったことはありませんか?
「今のセリフ、胸に刺さった…英語ではどう言ってたんだろう?」
それが、英語学習を再起動する最高のタイミングです。
「ハッ!」としたときが学びどき

「3年前の夏」を英語ではこう表現することがあります。
three summers ago
この表現を知ったとき、私はかなりハッとしてグッときました!
3年前、3日前、というときは反射的に 3 years ago, 3 days ago としていた私。
なんて詩的な表現なんだろう!と感動したのです。
毎朝、オーディオブックを聴きながら洋書を読み、毎晩、映画かTVドラマを観ていると、「ハッ!」とする英語表現に出会います。
あなたの好奇心を大切にしてください。
「こんな英語表現があるんだ!」と気づいた瞬間、あなたの中の“英語スイッチ”がカチッと入ります。

50代からの英語には、「深さ」と「理由」がある

若い頃は、ただ“話せるようになりたい”という憧れだったかもしれません。
でも今は違います。
- 映画のセリフを、英語のままで味わいたい
- 旅先で、自分の思いをちゃんと伝えたい
- 家族や友人と、もっと広い世界を語りたい
50代からの英語は、自分の人生と結びついています。
だからこそ、ムリして頑張るのではなく、“心に触れる英語”から始めるのが、いちばん自然なのです。
英語力は、“再起動”すればまた動き出す

パソコンもスマホも、動かなくなったら一度電源を落として再起動しますよね。
英語も同じ。
いったん止まっていても、正しいスイッチさえ押せば、またちゃんと動き出します。
それが、あなたの中の「伝えたい」という気持ち。そして、その気持ちに火をつけてくれるのが、映画のセリフです。

この夏、“気持ちをのせる英語”を取り戻そう
英語で「正しく話す」ことよりも、英語で“気持ちをのせて話す”ことのほうが、ずっと大切。
映画は、私たちにそれを思い出させてくれます。
猛暑で外に出にくいこの季節、涼しい部屋で、感情のこもったセリフに耳を傾けてみませんか?
今さらじゃない。今から、です。
英語は、あなたの人生をもう一段広げてくれる“ことばの再起動ボタン”。
さあ、この夏から、押してみましょう。
☀️ 夏に再起動したいあなたへ|英語が心に響く映画 5選
この夏、あなたの英語力をそっと再起動してくれるような“心に響く英語”が詰まった映画を5本ご紹介します。
涼しい部屋で、セリフにじっくり耳を傾けながら、「気持ちが伝わる英語」を感じてみませんか?
① Where the Crawdads Sing(「ザリガニの鳴くところ」)

主演:デイジー・エドガー=ジョーンズ、テイラー・ジョン・スミス
ジャンル:ミステリー/成長ドラマ/恋愛
学べる英語:ナレーション・自然描写・詩的表現
おすすめポイント:夏の湿地帯を舞台に、7歳で孤児となり、自然の中でたくましく育った少女カイアの物語。ナレーションはゆっくりで聞き取りやすく、美しい自然描写や感情のこもった英語表現が満載です。「声に出して言ってみたくなる英語」が詰まった、詩的で心を揺さぶる作品。
この映画のセリフで英語フレーズを紹介しています!

② Thelma & Louise(テルマ&ルイーズ)

主演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス
ジャンル:ロードムービー/ドラマ
学べる英語:アメリカ南部の口語・感情の吐露
おすすめポイント:女性ふたりの“自由への逃避行”。自分を押し殺して生きてきた女性たちの、壮絶な旅と再生の物語です。感情むき出しのセリフに、「本音を英語で伝える力」を感じるはず。

パトカーに車を止められる場面があって、警察官とのやりとりをじっと見てしまいました!若き日のブラッド・ピットも出てきますよ!
③ Mystic Pizza(「ミスティック・ピザ」)


主演:ジュリア・ロバーツ、リリ・テイラー
ジャンル:青春・恋愛・友情
学べる英語:若者の自然な会話・恋人・家族とのやりとり
おすすめポイント:海辺の小さな町で働く女の子たちの、ひと夏の恋模様を描いた映画。 「リアルで生きた英語」がテンポよく飛び交います。若々しいジュリア・ロバーツがいい!



1988年と古い映画ですが、すごく新鮮。なんと若いころのマット・デイモンがチョイ役で出ています!
④ The Notebook(「君に読む物語」)


主演:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス
ジャンル:ラブストーリー/回想/人生
学べる英語:愛を伝える表現・ナレーション・深い対話
おすすめポイント:心に残るラブストーリー。セリフの一言一言に感情がのっていて、「気持ちを伝える英語」を体で感じられます。ひと夏の恋では終わらず、相手をずっと思い続けて一生添い遂げた二人の深い愛情に涙。
⑤ The Quiet Girl(「コット、はじまりの夏」)


セリフは最小限。無言のシーンや視線の動き、自然の音を通して、感情の機微を丁寧に描写しています。静けさの中に心を揺さぶる感動がある映画です。
主演:キャサリン・クリンチ(コット役)
ジャンル:ヒューマンドラマ
おすすめポイント:この映画はアイルランドのゲール語が8割なので、あまり英語の勉強にはならないかもしれません。でも、きれいな水で心が浄化された気持ちになるので暑い夏にぴったり!



この映画を知ったのは、観たい映画をさがすときにいつも利用している「キノ・イグルーの週末映画」というコラム(現在は終了)。下の関連記事をぜひ読んでみて👇


さいごに
いかがでしたか?
オススメ5本の中に、気になる作品はあったでしょうか?
まずは日本語字幕で楽しみながらストーリーを味わい、「このセリフ、英語ではなんて言ってたんだろう?」と感じたら、英語字幕に切り替えて、耳を澄ませてみてくださいね。
映画の中の一言が、あなたの“伝わる英語”を再起動するきっかけになりますように♪