映画「トースト ~幸せになるためのレシピ~」から広がる世界

映画「トースト ~幸せになるためのレシピ~」

今回はイギリス映画「トースト ~幸せになるためのレシピ~」(原題:Toast)をご紹介します。イギリスで有名な料理評論家、ナイジェル・スレイターの自伝映画です。

作品情報

公開: 2010年

監督: S.J. クラークソン

原作: 料理評論家、ナイジェル・スレイターの自伝『トースト: ある少年の物語』

主演: フレディ・ハイモア(若きナイジェル役)、ヘレナ・ボーナム・カーター(継母役)、ケン・ストット(父親役)

長さ:96分

ジャンル: ドラマ/伝記映画

目次

映画のあらすじ

toast

舞台は1960年代のイギリス、ウルヴァーハンプトン。のちに著名な料理評論家となるナイジェル・スレイターの少年時代を描いた作品です。

身体が弱く、料理の才能がないナイジェルの母親が亡くなった後、父親は家政婦のポター夫人(ヘレナ・ボーナム・カーター)と再婚します。料理の腕前が抜群のポター夫人とナイジェルは、父親の愛情をめぐって料理での対決を繰り広げる、というストーリー。

もっとくわしく!

ナイジェルは食べることが大好きな少年なのですが、料理が苦手な母親が食卓に出すのは缶詰を温めた料理ばかり。料理が失敗に終わると、トーストにバターを塗って食べます。

サクッとした食感はいいけど、それだけ…?と思うのは私だけではないはず

母親が料理下手だったことが、ナイジェルの料理に対する情熱をかきたてたともいえるでしょう。

こんなセリフが出てきます。

It is impossible not to love someone who makes toast for you.

トーストを焼いてくれる相手を愛さないでいられようか。

Nigel Slater

料理が下手とはいえ、ナイジェルはお母さんを愛していました。だから自分でミートソースパスタを作ってあげたり、なんとか美味しいものを食卓に出そうとするのですが、お母さんは肺の病に倒れて亡くなってしまいます。

やがて父親は、新しく家政婦ポター夫人(ヘレナ・ボナム・カーター怪演)を雇い、彼女の色気にすっかり夢中になった父親は彼女と再婚します。

ポター夫人の料理の腕は、ナイジェルも認めざるをえないレベル

ポター夫人は料理の腕がピカイチで、特にパイが得意。ナイジェルも認めざるを得ないほどに美味しいレモン・メレンゲパイを焼きます。

lemon pie
メレンゲにもいい感じに焦げ目がついてて美味しそう!でも死ぬほど甘そう…

ポター夫人に料理の腕で対抗しようとするナイジェルは、高校で料理のクラスをとります。でもナイジェル以外は全員女子生徒ですが、そんなことナイジェルはまったく気にしません。

父親の愛情を得たい一心で、ポター夫人とナイジェルは料理の腕を競います。

なおこ

へれナ・ボナム・カーターって、アクの強い個性的な役を演じさせたら天下一品ですよね!すごいと思う!

(おそらく甘いものを食べさせられすぎていたせいで)父親が急死。ポター夫人と二人きりになったナイジェルは家を出ることを決意します。バスに乗って都会へ行き、レストランに飛び込みで「雇ってくれ」と頼みます。そんなナイジェルを雇ってくれた人を演じていたのが、ナイジェル・スレイター本人でした。

びっくりしたから調べまくる!

私はこの映画を見終わるまで、ナイジェル・スレイターという人を知りませんでした。自伝映画だということも知らず、どこかで紹介されていて面白そうだから観たのです。

ナイジェルがイギリスで有名な料理評論家だということに驚いた私は、彼についていろいろ調べました。今は調べればいろんな情報が出てきてうれしいですね!

ナイジェル・スレイターの著書

A Cook’s Book: The Essential Nigel Slater [A Cookbook] 

彼の著書を開いたら、最初のイントロにこう書いてありました。

I’m a cook who writes.

わたしは物を書く料理人である。

Nigel Slater

おお、これは自己紹介に使えそうじゃないですか?

私だったら自分をどう表現できるかなぁ〜、と思いをめぐらせました。

  • I’m a woman who loves pilates.
  • I’m a woman who dances.
  • I’m a mother who cooks.
  • I’m a woman who travels.
  • I’m a lady who teaches English.

and so on.

どんどん書けちゃいそうです!

映画のセリフから

ナイジェルが子どものころ、同級生の友達がこういう場面があります。

the way to a man’s heart is through his stomach. (男は胃で釣れ)

「日本語の慣用句を英語で言うと、こうなるのか!」という発見もワクワクします♪

さいごに

ナイジェル・スレイターという未知の人物の人生や世界観に触れて、その人の生き方や考え方を通して新しい視点を得られるのって、すごく楽しい。

彼は、料理という身近な題材を通して、自分の人生や感情、家族との関係性を表現しているんですよね。

1本の映画が知的好奇心を刺激して、視野を広げてくれる感覚。それを味わいたくて映画を観ているといっても過言ではありません。

あなたもそうではありませんか?

もしチャンスがあったらこの映画「トースト」を観てみてください。

Happy watching!

映画の紹介動画

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