【海外ドラマの英語】母親の失踪で家族の絆が試されるミニシリーズ「Apples Never Fall」

apples never fall

南カリフォルニアからこんにちは!

脳科学Englishトレーナーのしおはま なおこです。 

今回はアネット・ベニング主演の家族ドラマ「Apples Never Fall」をご紹介します。全7話のミニシリーズ。忽然と姿を消した母親をさがすうちに、家族の絆が試されるミステリーです。

アメリカのPeacockというチャンネルが製作・放映。残念ながら日本では放映されていないようです。

Apples Never Fall Book cover
理想の家族だと思われていたけれど…

目次

あらすじ

舞台はフロリダ。テニス学校を経営していたデラニー家は、地元では成功した家族の象徴でした。父親のスタン(サム・ニール)、母親のジョイ(アネット・ベニング)はテニス学校を売却して引退。4人の子どもたちはテニス学校を継がなかったものの、それぞれの人生を生きています。

あるとき、血がついた自転車を残して母親のジョイが姿を消します。家族は最初、彼女がただの気まぐれで姿を消したと考えますが、時間が経つにつれて不安がつのり、家族内で疑念がふくらみます。

実は、ジョイが姿を消す数ヶ月前、暴力をふるうボーイフレンドから逃げてきたという若い女性サバンナが、スタンとジョイの家に逃げ込んできました。4人の子どもが巣立ってヒマを持て余していたジョイは、サバンナをかくまいます。

警察の捜査が進む中で、家族の過去の秘密や隠された出来事が次々に暴かれ、デラニー家の表面的な絆が少しずつ崩れていきます。

ジョイは自分の意思で姿を消したのか?あるいは何か事件に巻き込まれたのか?話が進むにつれて謎が深まるミステリー!

心に刺さったセリフ

サバンナに対して、ジョイが母親業の報われなさを吐露する場面です。


Being a mom is something you never feel good at.

母親業って、いつまでたっても得意だと思えないことなのよ。

このセリフを聞いて「本当にそうだな」と感じたんです。

専業主婦を経験した身からすると、やることは山ほどあるのに給与はもらえない。特に子どもが赤ん坊〜幼児のころは、気が休まるヒマがない24時間労働。子どもが成長してくると、世話しようとするとイヤがられる、接し方がむずかしくなる、などなど…

ドラマや映画を観ながら、ふと自分の心の声をすくいとってくれるようなセリフに出会うと感動してしまう私です。あなたはどうですか?

Joy
ジョイもかつては有望なテニス選手でした
Savanna
頭から血を流して逃げ込んできた謎の女性サバンナがカギを握ります!

アネット・ベニングがいい!

「ナイアド 〜その決意は海を越える〜」を観て、感動した私。すっかりアネット・ベニングのファンです!

完璧主義で、しっかり者のイメージがあります。実際、そういう役が多いですが。

顔のシワが美しい、こんなふうに年を重ねたい、と思わせる女優だと思います。

原作は「ビッグ・リトル・ライズ」の著者だった

原作があると知らずに観たのですが、観たあとに洋書ファンクラブをうろうろしていたら、ありましたよ、原作が!「ビッグ・リトル・ライズ」の著者だから面白かったのか、と合点がいきました。

Big Little Lies Cover
カリフォルニアの高級住宅街を舞台に、偽りに彩られたママ友たちの裏の顔、嘘に潜む悪意、結婚生活のもろさを描くミステリー。

題名の『Apples Never Fall』は、「The apple never falls far from the tree(子どもは結局のところ親や家族の持つ性格や人格とそう変わらないものだ)」という言い回しからきているんですよね。

逆に、似ても似つかない親子のことを、Oh, the apple fell far from the tree.(この子は、親にまったく似てないね)と言うこともあります。

なおこ

私が大好きなコメディ映画「トミーボーイ」に出てきたセリフなんです!

tommy boy
身体を張ったコメディとはこのことだ!

オーディオブックのナレーター

原作のオーディオブックを聴こうと思ったのですが、読む人(ナレーター)の声があまり好きではないのでやめました。「ビッグ・リトル・ライズ」のオーディオブックも同じナレーターで、「好きではない声だ」と思ったんですよね。すごく聴きたかっただけに残念でたまりません。読めばいいんですけど、朝の静かな時間にオーディオブックを聴くのが何より好きな私は、やはり耳で英語をむさぼりたい(笑)。

オーディオブックは、自分の耳に心地良い声で聴きたい。私は落ち着いていて、柔らかい声の人が好き。そのストーリーの雰囲気をかもしだすナレーションだとなおさらハマります。

作品情報

原題:Apples Never Fall

製作年:2024年

1話の長さ:50分(全7話)

ジャンル:家族ドラマ、ミステリー

監督:クリス・スウィーニー、ドーン・シャドフォース

主演:アネット・ベニング、サム・ニール、アリソン・ブリー、ジェイク・レイシー

原作本:リアーン・モリアティ

まとめ

今回ご紹介した英語フレーズは2つです。

Being a mom is something you never feel good at.

母親業って、いつまでたっても得意だと思えないことなのよ。

The apple never falls far from the tree.

子どもは結局のところ親や家族の持つ性格や人格とそう変わらないものだ

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

Happy learning!

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